禁酒約一ヶ月経過
8月4日に禁酒を始めて約一ヶ月経ちました。
体調の変化はどうなったか、結論を言うと「思ったほどではない」ですね。
重大な病気になっているんじゃないかと肝臓の病気と症状を調べてみました。
肝臓の役割とおもな病気
肝臓には、私たちの体に欠かせない重要な働きがいくつかあり、その働きは大きく3つに分けることができます。1つは「代謝」といって、食べものからとった栄養素を体で使えるかたちに変えたり、貯蔵、供給したりする働きです。2つ目はアルコールや薬、有害物質などを分解して無毒化する働き、3つ目は腸内での消化吸収に必要な胆汁という消化液をつくる働きです。
これらの肝機能が障害を受ける病気、すなわち肝臓病をおもな原因別に見てみると、ウイルス性のもの、アルコール性のもの、薬剤性のものなどがあります。
引用:全国健康保険協会
肝臓病の主な原因はウイルス性、アルコール性、薬剤性があるようです。
ウイルスは無いでしょう。
薬剤性も薬を全く飲まないので、無いでしょう。
アルコールだけ考えれば良さそうです。
そのアルコールも一ヶ月間飲んでません。(2回ほど焼き肉で飲みました)
実際の病名と症状を見ていきましょう。
アルコール性肝障害の病型診断
アルコール性肝障害の自然経過を図1に示します。
図1 アルコール性肝障害の自然経過
品用:肝炎情報センター
アルコール過剰摂取90%-100%→アルコール性脂肪肝→禁酒→治癒
アルコール性脂肪肝の症状
脂肪肝になると、肝細胞が脂肪でいっぱいになり細胞が膨らんで肝内の血管が圧迫され、肝臓内部の血液の循環が悪くなる為、肝機能が低下してきます。その結果、身体がだるく感じたり、疲れやすくなったりすることがあります。
しかし多くの場合、初期の自覚症状はほとんどなく、健康診断などで偶然発見されることも少なくありません。
また、肝炎を合併しやすいという特徴もあり、アルコールの飲みすぎが原因で中性脂肪が溜まったアルコール性脂肪肝の人は肝臓の繊維化が進むので肝硬変に進行しやすくなります。
さ ら に ・・・
脂肪肝のある人は肝臓でうまく処理できなかった脂肪の燃えカスが血液に流れ出し、血栓が出来やすくなる為、動脈硬化や高血圧になりやすく、心臓病・脳卒中のリスクも高い場合が多いので注意が必要です。脂肪肝の人の5年間の追跡調査には、動脈硬化による心筋梗塞、糖尿病など死に至る病を起こす確率は正常の人に比べ2倍近い値を示しています。
前回の一ヶ月禁酒の時は。どんどん体調が良くなり3週間を過ぎた頃には鳥のように飛べるのではないかと言うほど身体が軽くなりなした。
しかし、今回は4週間経って鳥には程遠く、もしかして禁酒では回復しないほどの病気になっているのではないか?と心配になって調べ始めた訳です。
禁酒一ヶ月では治癒していないので次のステップを見てみます。
アルコール性脂肪肝→飲酒継続→アルコール性肝炎→禁酒→治癒
アルコール性肝炎の症状
飲酒が原因となって起こるアルコール性肝炎を「AH(alcoholichepatitis)」と呼びます。
アルコール性肝炎は、アルコールの過剰摂取によって肝臓が炎症を起こしている状態で、肝細胞の急速な腫大(腫れあがって大きくなること)と壊死・肝細胞の線維化による肝機能障害を引き起こし、肝線維症から肝硬変の前段階ともなりうる病気です。脂肪肝になっている方がそれでも大量飲酒を続けると、約10~20%の方がアルコール性肝炎を引き起こすと言われています。
アルコール性肝炎の症状は、多くの場合食欲不振・倦怠感・発熱などが見られます。また、右上腹部の鈍痛や黄疸などもあらわれることがあります。悪化すると腹水(腹腔内に水がたまること)やむくみも出てきます。また、アルコール性肝炎の方に血液検査を行うと白血球・AST・ALT・ALP・γ-GTPの増加、貧血、血小板・アルブミンの減少などが発覚します。他の肝炎にも(B型肝炎など)同じような症状があり、同じような検査結果があらわれますが、飲酒歴がはっきりしており、飲酒をやめることで検査値が改善すればアルコール性肝炎と診断できます。
また、「重症アルコール性肝炎」というアルコール性肝炎の重症型もあります。これはたとえ禁酒をしても100日以内の生存率が約50%という非常に重い病気です。
引用:Medical Note
これを見ると、食欲不振、倦怠感、発熱と倦怠感以外は当てはまりません。
右上腹部の鈍痛や黄疸なども、全くないことから私は「アルコール性脂肪肝」だと思います。
肝硬変かと思ってましたが違うようです。
肝硬変まで、行くと治らないと聞いたことがあったので、少しビビってました。
ちなみに肝硬変の症状も調べましょう。
肝硬変の症状
アルコール性肝硬変はアルコールが原因となって起こる病気の最終段階と言えるでしょう。日本酒で約5合を毎日20年以上(女性の場合は12~13年)飲み続けた場合、アルコール性肝線維症を経て約10~30%の方が肝硬変に至ります。
肝硬変の症状は腹水・黄疸を中心として、ひどくなると吐血をしたり昏睡状態に陥ったりすることもあります。肝硬変になってしまうと治すのは困難と思われている患者さんもいるかもしれませんが、全く回復の余地がないというわけではありません。ただし、飲酒を続けると悪化の一途をたどるのみなので、この時点まで病気が進行した場合は直ちに断酒する必要があります。
引用:Medical Note
腹水・黄疸、吐血、昏睡状態と、全く縁の無いことばかりで安心しました。
禁酒して一ヶ月経つのに思ったほど体調が良くならないのでちょっと心配しましたが、一番軽い脂肪肝だと思われるので安心です。
前回禁酒したのは、3年前なので40代でした。
今は52歳なので、年のせいもあるのかもしれません。
前回は、飲みたいのを我慢しての1ヶ月だったので辛かったですが
今回は我慢はさほどしていないので、このまま2ヶ月、3ヶ月と続けていきます。
次は10月にまた体調の経過を報告します。
では。